長男(3歳)のO157感染・溶血性尿毒症症候群発症から奇跡の生還およびダウン症の娘誕生までの56日間

2007年の夏、3歳の息子(中村渓)が腸管出血性大腸菌O157:H7に感染し、その後、腎不全の溶血性尿毒症症候群(HUS)になりました。O157は恐ろしい感染病です。最悪の事態を覚悟しましたが56日後、無事、退院出来ました。その間、ダウン症の娘が生まれました。その時の治療過程の日記を公開したいと思います。何かのお役に立てれば幸いです。

カテゴリ: 6週間目(9月2日〜8日)

今日は、四時から起きていました。気が付くと息子は立っていました。ベッドの柵につかまりながらですが。息子が好きなさまざまな新幹線の種類の名前を言うととても喜びました。また、息子に「今、何歳?」と言ったら指を三本、立てました。まだ、言葉は言いませんが、こちら ...

今朝、息子の熱は40度1分になってしまいました。しんどそうにボーッとしていたそうです。でもドクターイエロー(黄色い新幹線)を握って遊んでいたそうです。原因ですが、点滴の針を刺しているところからバイ菌が入ったようです。点滴の針を股から手に替えて、抗生剤も投与し ...

熱の原因は、人工透析をやっていたときのカテーテルから感染したメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)だということでした。ネットで調べたところ、体の弱った人に感染すると死亡の恐れがあるという記述がありました。(日本では2006年、重症肺炎を起こした死亡例1 ...

お昼、熱は38.6度でしたが夜は、37度になりました。抗生剤が効いたのでしょうか。重湯は全部、飲みました。明日から三部粥となりました。体を動かすとき、少し震えているように見えました。血液検査に連れて行かれる時、ママ~!と叫んでいたそうです。MRSAに感染 ...

夕食はすべて食べました。医師の話では、熱がなければ、今週中に点滴を取る予定だったそうです。また、今まで採血などの処置は、別室でやっていましたが、息子が怯えるため、私たちがいる病室で行なうこととなりました。9月9日、臨床心理士がこられるそうです。9月15日 ...

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